№２で手がほてる人は、心と肝の経絡に熱がある人が多いと言いました。
お酒をよく飲む人は手がほてりやすいとも言いました。
『肝熱』を冷ます処方には
「竜胆瀉肝湯（りゅうたんしゃかんとう）」や「黄連解毒湯（おうれんげどくとう）」
『心熱』を冷ます処方には
「導赤散（どうせきさん）」・「三黄瀉心湯（さんおうしゃしんとう）」
など…他にも沢山あります。
陰と陽のバランスの狂いから生じた
「陰虚（いんきょ）」という臓の陰分不足からくる熱の場合
心では「天王補心丸（てんのうほしんがん）」、肝では「一貫煎（いっかんせん）」などがあります。
漢方は体質に合わせて同じ熱冷ましでも処方が変わりますので、肝熱だからこの処方と断定し切れます。
体質に合う漢方というのは面白いもので、１服飲んで１０分～１５分で良い変化が分かります。
ただ慢性になればなる程、体のか歪みも大きいので、効くのは効くけど、体質改善まで治し切るには日数がかかるようになります。
首のリンパが腫れて痛む ４０代 女性
８月
首横の腫れで相談あり。
１０日位前から少しずつ腫れて痛むので病院へ。
何か細菌性のものが入って、腫れているのだろうという事で抗生剤と消炎剤を処方され服用している。
ところがずっと飲まれているが治らないどころか腫れが大きくなってきた。
何か悪い病気かもと思い別の病院を受診。
そこでも同じことを言われ違う抗生剤を出されたが、やはり治らず来店。
現在痛みはないが、腫れはまだあり。
急性のものであり、私も細菌性の炎症と思う。が、急性期は過ぎ、後期に入っていると考えられる。
菌のウンチによるへばり付きが除かれないと腫れは引いてしまわないため、免疫を上げてウンチを除く処方を考えた。
店で飲んで１０分待ってもらうと、腫れによる違和感は取れてきた。
そこで３日分飲んでもらうことに。
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