№4までで「熱がこもる」話をしました。
前回述べたように若い時はほてりや暑がりとして外へ出ていこうとします。
そして、50才位を境に出ていきにくくなり、内へこもるようになります。
そこで、ひとつの対策として、「汗をしっかりかく」のが大事になってきます。
しかし、№2で話したように汗のかき過ぎは老化を早めます。
もし、普段スポーツなどをしていない方でしたら、週1回でもいいので、しっかり体を動かして、しっかり汗をかいてみて下さい。
週1回のサウナでもかまいせんが、筋肉を鍛えた方が良いので、スポーツや農業、山登りなどをお勧めします。
たった週1回でも、しっかりしっかり体を動かし、たっぷり汗をかくと、次の日ずいぶんと体が軽いはずです。
つまり、内にこもってた熱が出て行って、それだけ「ひからびる」のが一時的にせよ止まると体は違うのです。
では、次です。
体の中にこもると言いましたが、どこにこもるのでしょう。
№2や№3では血管内に入って病気を発症する話をしました。
でもそれだけじゃありません。
一つは子宮系にこもります。
女性は7の倍数で齢を取りますので、男性より熱のこもりが早く、よりはやい人ほど閉経も早くなります。
子宮系の熱はだいたい35才位からこもりだし、30代後半には結構こもりが多くなっているという方をよくお世話させて頂きます。
不妊症でお世話させて頂く時、基礎体温と舌の状態から熱がこもっている時は、この熱を除き、潤いを戻していくようにします。
このやり方で昨年44才の方が自然妊娠されました。
骨髄異形成症候群 80代後半 男性
2月
ここ半年で急に進んだ症状で相談あり。
病院で点滴、注射の治療でしばらく入院していた。
食欲が落ちてしまい、治療を一時お休みになり、退院。
まだ、調子が戻らないと来店。
聞くと体が重だるい日が多く、動かないで1日テレビをみている日が多い。
ずっと脇の痛みがあり、骨の変形が起こり、手術も考えたが、ドクターより「まだリンパの流れはあるので、今はしない方が良い」と言われた。
頸椎の辺りらしく、術後悪くなるリスクも大きいので、注射などで様子を見ていくことに。
数年前、十二指腸、肺などガン手術をした。
舌診すると、豆腐状の分厚い苔が多く、中に水疱も見える。
便を聞くといつもやわらかいと曰く。
舌診、問診より、「脾湿」「脾虚」の体質。
これだと、強い漢方が使いにくいので、体質根本の「脾労」からお世話することで、まず重だるさを除くことに。
まず最初に体調を良くすること、食欲や動く気力が出るようにすること、そして免疫を上げることを中心に処方を組んだ。
これで体力的に上がり、白血球も増えれば、再び病院の治療が再開できる。
肝臓ガンや膵臓ガンなど同じような方をお世話させて頂き、食欲や体力、免疫を挙げることで、病院の治療が再開できた方がたくさんいらっしゃいます。
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アオキ薬局は、全力で元気を取り戻すお手伝いをします