老化とは『ひからびること』・№12  2018年 5月14日


●「熱風」

今回より№1で述べた「②の体の中の熱」と「③の体の中の風」が合体した症状についてお話しします。

自然界と同様に、熱が上がると風が吹きます。
当然「熱風」です。
そして自然界と同じように湿気を多く含む事が多くあります。
もちろん乾燥した熱風もあります。

・湿気を多く含んだ熱風は、「はれもの」を作ります。
・乾燥した熱風はひからびるのが強く「ごわつき」を作ります。

「はれもの」には皮ふに出るものもありますのが、年齢があがると体の中の事が多くなります。ガンなどもこの考え方に添って、現代医学でも、ひとつの炎症として考え方が定着しつつあります。

「ごわつき」には、筋や骨、肌の事が多く、耳鳴りなどもこの考え方で治療方針を立てます。


これらすべて熱風という体の中の肝より吹く肝風が起こっています。
そして、肝風を落ち着かせるのがすべての根本になります。
熱とは火と同じ意味で、火がたまった所は燃え上がり、炎症となります。
そして風が強く吹いている人程、炎は強く、また広がります。
例えば、ガンが発症した方でも、その方の体質で、体の中の熱と風は強い人程、広がってしまうのです。
漢方はこの考え方に添って組んでいきます。




汗かき       30代 男性

4月
10年位前から続く汗かきで相談あり。
アオキ薬局では毎年6月7月8月は汗かきの相談がすごく多い。
特に上半身や顔、頭の汗かきは、周りの人はそうでもないのに、自分1人だらだらと汗をかいているのは他人の目も気になり、恥ずかしい。
汗かきの人でも冬は大抵おさまっているもので、これが普通にしてても汗ばむ6月になるとグッと増えるのだが、4月に相談に来られるのは比較的早い方で、かなり重症の方と言える。
汗は額の生え際、首回り、脇に多く出て、ひどいとみぞおちの所にも汗がたまると本人曰く。
舌診するとけっこうな湿熱体質で、お酒かと思いきや、甘い物が好きでちょこちょこ食べる。


1回分をお店で飲んで10分待ってもらった。
10分で額の汗は引きだし、15分で脇の汗も落ち着いてきだした。
あとはしばらく続けて体質改善をはかるように伝えた。

現在服用中。




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