「男は秋に齢を取る」というには私の自論ですが、長年漢方を勉強してきて、まず問題ないと思っています。
男性の根本は腎と言われ、「腎精(じんせい)」が生命活動の根本をなし、腎精が減ってくると弱り、老化も早くなり、寿命という事になります。
そのため漢方では腎精(じんせい)補う処方がいろいろとあります。
又、腎の陽や陰の弱りを補う処方もまた多種あります。
いくつか代表的なものとその使い分けを示してみたいと思います。
④腎虚水氾
・腎陽虚の症状
・手足のむくみ、だるさ
・頻尿
→牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
⑤腎陰虚
・のぼせ、ほてり、口渇、目
・ひどいと寝汗
・耳鳴り
・歯ぐきの弱り
→六味地黄丸(ろくみじおうがん)
知柏地黄丸(ちばくじおうがん)
⑥腎不納気
・喘息、慢性の咳
・声枯れ
・①&⑤の所証
→麦味地黄丸(ばくみじおうがん)
続きは№9でご紹介します。
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