男は秋に弱る・№8          2018年 9月17日


「男は秋に齢を取る」というには私の自論ですが、長年漢方を勉強してきて、まず問題ないと思っています。

男性の根本は腎と言われ、「腎精(じんせい)」が生命活動の根本をなし、腎精が減ってくると弱り、老化も早くなり、寿命という事になります。

そのため漢方では腎精(じんせい)補う処方がいろいろとあります。
又、腎の陽や陰の弱りを補う処方もまた多種あります。

いくつか代表的なものとその使い分けを示してみたいと思います。




④腎虚水氾

・腎陽虚の症状
・手足のむくみ、だるさ
・頻尿

牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)



⑤腎陰虚

・のぼせ、ほてり、口渇、目
・ひどいと寝汗
・耳鳴り
・歯ぐきの弱り

六味地黄丸(ろくみじおうがん)
 知柏地黄丸(ちばくじおうがん)



⑥腎不納気

・喘息、慢性の咳
・声枯れ
・①&⑤の所証

麦味地黄丸(ばくみじおうがん)



続きは№9でご紹介します。




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