男は秋に弱る・№6          2018年 9月 8日


これらの腎の機能をまとめると…。(①、②は№4へ。③、④、⑤は№5へ。)


⑥腎は納気を主る

肺と共同して呼吸が正常に働くようにしています。
特に吸う力(吸気)の働きを強く作用して、肺が体に取り込んだ清気を体内に引き込み入れています。
これを腎の固摂作用(こせつさよう)と言い、この力が落ちると、喘息や咳が長引くようになります。



腎の漢方の代表は『六味丸(ろくみがん)』『八味丸(はちみがん)「八味地黄丸(はちみじおうがん)」』という処方があります。

六味丸は「肝心陰虚(かんじんいんきょ)」、八味丸は「腎陽虚(じんようきょ)」の代表処方となります。

さらに「牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)」は腎陽気に水腫があるもので、下半身のむくみ、尿切れの悪さに使います。

腎虚(じんきょ)の症状で特に長引き困るのが耳鳴りです。
腎陽や腎陰、さらに腎精が減り、出てきた耳鳴りはいつまでも続き自然にはまず治りません。

そこで、よく使われる処方は「耳鳴丸(じめいがん)」、「滋腎通耳湯(じじんつうじとう)」、「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」です。

根本から治すには少々日数がかかりますが、体質に合わせて使えば、早い方ならその日から効果が実感できます。




汗かき(上半身・背中・脇・首)      40代 男性


9月
20年続く汗かきで相談あり。
社会人になって10kg以上太り、背中や脇の汗かきがひどくなった。
上半身を中心に、常に汗かき。
特に脇の汗は多い。
これは、肝胆湿熱に胃熱が混ざった体質ができ、そこに男性特有の陰虚熱が加わった、ひどい症状となる。
一度にすべて清熱解毒をかけることで、汗はひいてしまう。


お店で1回飲んで、10分待ってもらった。
首や背中のべったりした感じはサッパリしてきた。
脇のみまだあり。

10月
「前と同じのをもう一回下さい」と2回目の来店。
聞くと脇の汗もだいぶ気にならなくなった。
夜食の習慣があったので、できるだけ止めるよう指導。



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