漢方的に見た正しい冬の養生法のポイント
約2000年前に書かれた漢方医学のバイブルともいうべき黄帝内経には、冬は万物が静かに沈み消極的になる季節であり、この時期は「たくわえる」という事を第一に考えて、決して発散してはいけないと書かれています。
ポイント①
「冬は早く寝て、遅く起きる」
万物を陰陽に分けて考えると冬は陰、夜も陰、また陰は物質をあらわしますので、この時期は外が暗いあいだは活動せずゆっくりと休んで陰(=物質)をたくわえるべきであるとされています。
具体的に言うと、朝早く起きたり夜遅くに家の近所を散歩したりすべきではないという事です。
(寒い中、ジャージを着てウォーキングされている方をよく見かけますが、冬場はじっとしている方が体のためです)
ポイント②
「活動的なことはひかえる」
冬の間に激しい運動などをして発汗すると、体表部の毛穴が開いてしまって、外から「風」の邪や「寒」の邪が体内に侵入してきて病気になりやすいので、おとなしくしているべきであるとされています。
ちなみに「風邪」と書いて「かぜ」と読みますが、「かぜ(風邪)」を「引く」というのは、体表部の防衛力が低下して「風」の邪が体内に引き込まれるということを指しています。
また、少し動いても汗ばむほど暖房温度を上げすぎるのも同様に「風邪」を引き入れやすくなります。
№2では「ポイント③」とおすすめの漢方薬をご紹介します。
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