婦人病ー漢方分類ー・№5       2018年 7月 8日



本題に入る前に…

ニュースでご存知だと思いますが、大雨の影響で岡山県では河川の氾濫や土砂崩れが相次いで発生しました。

倉敷の真備町では、小田川の堤防が崩れたため家が水に浸ってしまい大きな被害が出ています。

水害は、家財道具や畳など全てが駄目になるので、引越し並みに、排出するのに労力がいり、さらに寝る場所の確保など大変だと聞きます。

テレビでニュースを見ながら、被災された方々の心境に察する思いです。

津山にお住いのお客様からも連絡を頂戴し、河川の氾濫や崖くずれの対応に徹夜で対応をしていると伺いました。

幸い当店は大きな被害も無く営業出来ておりますが、まだまだ土砂災害などの心配もあり油断は出来ない状況です。

今後も情報をこまめにチェックして身の安全を第一に確保出来るように早めの行動を心掛けたいと思います。

また、大変な経験をされた皆様にお見舞い申し上げるとともに、1日も早い復興を願うばかりです。


ーご予約を頂戴しております皆様へー

アオキ薬局は営業しておりますが、どうか無理にご来店されませんように宜しくお願い致します。
キャンセルのご連絡が出来なくても構いません。
後日でも結構です。
落ち着きましたらゆっくりとお話をしにご来店下さい。
いつでもお待ちしております。




それでは前回のブログの続きです。


血虚(けっきょ)の体質での風邪には、有名な「葛根湯(かっこんとう)」は使いません。
特に産後の風邪には「桂枝湯(けいしとう)」「麦門冬湯(ばくもんどうとう)」がメインとなります。
血虚(けっきょ)体質がある時は、「麻黄(まおう)」という生薬が配合されたものは使わないのが基本となります。

ここでいう産後とは産後すぐの場合を主としますが、血虚(けっきょ)体質が続いている場合、数年しても同様という事もあります。

血虚(けっきょ)体質は何も産後に限ったわけではなく、生理量が多かったり、食事からの材料不足だったり、筋肉が少ない方などは、自分では気付かないうちに慢性的に血虚(けっきょ)になっていることもあります。

血虚(けっきょ)体質の特徴は、血の巡りが悪くなり、手足が冷えやすく、なのに、巡りが悪く滞った所では血に熱を持ってしまうので、のぼせたり、イライラしたりしやすくなります。が、一時的で治まる事も多いものです。

よく言われる「血の道症」もこれが原因のひとつです。

代表処方は「四物湯(しもつとう)」、他にも「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」「当帰建中湯(とうきけんちゅうとう)」など「当帰(とうき)」という生薬を使った処方が多くなります。




大人アトピー(額、手のひら、手首)  20代 女性

5月
10年前に顔のアトピーをお世話させて頂いた方より久々の相談あり。
今回は約3ヵ月位前より鼻の下と頬に赤い固定疹が出たまま引かない。
正確には塗り薬など塗った時は少し治まりかけるが、治り切らず、日によっては赤みが目立つ。

3ヵ月前何が原因で発症したのか本人もよく分からないが、春の花粉症も結構ひどいので、杉花粉が飛び出して、アレルギーを起こしたのかもと本人曰く。
大人アトピーは一度治まっても、体の中が汚れるとまた発症しやすい。
また、部分固定した一部のみの皮膚炎の場合もよくあり、アトピーと判断されない事も多い。

今回部分という事と肌に少しふくらみも見えるので湿毒の解毒をかけた。


10月
秋の鼻炎で来店。
5月の肌の症状は漢方で消えてしまったと報告あり。



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