牛黄とは『牛の胆石』のこと。
（胆石とは胆嚢や胆管の中にできる結石のこと）
すべての牛に結石が出来るわけではなく、発見されるのは牛１０００頭に１頭程度という極めて低い割合なので、非常に貴重なもの。
摂取後に乾燥させた牛黄は、不規則な球形あるいは角の取れたサイコロのようで、大きさは約１センチから４センチ。
色は赤みがかかった黄褐色。
かけらを口に含んでみると苦みの中にほのかな甘さがある。
牛黄は東アジアを中心に２０００年以上前から人々に愛用されてきた薬。
中国最古の薬物書『薬農本草経』には、飲み続けると代謝機能が良くなるため元気を増して老化を防ぎ寿命を延ばすと書かれている。
こうした長い歴史を持つ生薬にはどのような効能効果があるのか。
効能効果については、№２でご紹介します。
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