梅雨の季節はどうしてだるい!?・№2 2018年 7月 1日



「湿邪(しつじゃ)」にダウンさせられた気の大元は、「脾気(ひき)」と「胃気(いき)」になります。

脾と胃は親子関係にあり、脾が”親”、胃が”子”ともされています。

更に、五臓の「脾(ひ)」は「脾は湿をにくむ」とされ、ベタベタとした湿を嫌います。
湿があり過ぎると「脾気(ひき)」が弱くなって、食欲が落ちたり、体がだるくなったり、下痢気味になったりします。

この梅雨の時期に胃腸が弱くなる方は、「湿邪(しつじゃ)」に負けて「脾気(ひき)」がダウンしていると考えられます。


更に「脾気(ひき)」がダウンすると、体の中の水分リンパの流れが悪くなり、あちこちに「水毒(すいどく)」と言われる不要な古い水分が貯まっていきます。

この体の中の「水毒(すいどく)」は、体の外のムシムシとした湿気と、同類相を求め、より陰天時など水毒傾向が強くなるようになります。

そのため、雨の降る時に頭痛がひどくなったり、体が重だるく疲れやすく感じたり、むくみが出たり、眠気がきたりします。

また本来、朝起きて活動していくにつれ、体の中の「気」の巡りは良くなり、頭の働きも上がっていくものですが、「水毒(すいどく)」体質の方は、水毒がモヤのように頭へ昇ってきて、めまいや頭痛を起こします。

これをさばいていくと、むくみやだるさは消え、体は軽くなります。

二陳湯ベースのカッ香正気散、六君子湯、半夏白朮天麻湯、平胃散、など水毒をさばく数多くの処方があります。




お問い合わせはメールでもお電話でもお気軽にどうぞ。
TEL(086)466-0395
アオキ薬局は、全力で元気を取り戻すお手伝いをします