男は秋に弱る・№13         2018年 9月28日


「腎虚(じんきょ)」を補う漢方薬の続きです。


3、ジメイ丸(耳鳴丸とも書く)
(滋補肝腎、清虚火、明日)

肝腎陰虚の耳鳴り、動悸に使い、耳鳴りに使われる代表処方。
特にセミの声様のジィーという音を目標に使うことが多い。

六味地黄丸に柴胡(さいこ)、滋石(じせき)の2つの生薬を足した処方。
滋石の持つ重鎮安神&鎮肝潜陽の働き、鹹(かん、塩辛みのこと)の味で腎に入り、落ち着かせる。




4、麦味地黄丸(ばくみじおうがん)
(滋補肝腎、清肝火、鎮咳)

肝腎陰虚に陰陰虚の証候が加わり出る症状に用いる。
空ぜき、息切れ、声枯れ、口渇、寝汗など長く続くものに使われます。
慢性の喘息の体質改善や根本治療にも用いられます。
六味地黄丸に麦門冬(ばくもんどう)、五味子(ごみし)の2つの生薬を足した処方。
間質性肺炎の治療にも用いられます。







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