男は秋に弱る・№12         2018年 9月24日


「腎虚(じんきょ)」を補う漢方薬を少し詳しくご紹介します。


1、六味地黄丸(ろくみじおうがん)
(滋補肝腎、清虚熱)

肝腎陰虚に用いる代表処方です。
慢性病、過労、ストレス環境の継続や、汗を一杯かいた事による陰液の消耗でこの体質となります。
肝血虚(かんけっきょ)と腎陰虚(じんいんきょ)の合併症とも言えます。
症状としては、爪のもろさ、手や足裏のほてり感、夕方からの体の熱感、下半身の無力感、尿が黄色い、口渇、月経の早まりや遅れ、筋がつりやすい、目の疲れなど。
又、小児の身体と知能の発育不良にも用います。




2、杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)
(滋補肝腎、清肝火、明目)

肝腎陰虚でも目に特化した処方。
肝陽上亢にも。
目が疲れやすい、乾く、まぶしい、かすみなど。
肝からの陽気の上昇によるめまい感、頭のふらつきなどにも。
六味地黄丸の6処方に菊花・クコシの2つを足した処方。
クコシによる肝腎を補う作用と、菊花による上昇した風熱を散らす効果を足しています。







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