耳鳴り


耳鳴りの症状は?


大きく分けて3つあります。
①生理的な耳鳴り・・・ ふつうの方でも無音室に入った時などにする「シーン」といった鳴り方。これは問題ありません。
②他覚的、物理的な耳鳴り・・・ 耳の周囲にある筋肉や関節の動く音、血液やリンパ液の流れる音が聞こえます。コツコツ、コンコン、ザーザー、ピッピッピッなどの音が持続的又は、一時的に聞こえます。
③病的な耳鳴り・・・ ジィー、ザー、ゴー、キーンなど特定の音が続きます。
片耳、両耳、頭頂、後頭部から聞こえたり、昼夜変わらず続いたり、夜静かになった時だけ聞こえたりもします。


耳鳴りの原因は?


病的な耳鳴りについて説明します。
片方だけあるいは、両耳に本人だけ聞こえ、ずっと同じ音が続いている方、日によって変化する方、天気によって違う方などいろいろです。
難聴やめまい、不眠症、頭痛を伴う方もいます。
大きな音のする仕事場などのための音響外傷、事故や体調不良による突発性難聴、メニエール病などから起こる事もあります。
しかし、ただ単に年齢に伴って出てきた耳鳴りは、初めは小さい音ですが加齢とともに少しずつ大きくなっていきます。
病院で診てもらうと、聴力の一部に聞き取れにくい事はあっても、耳鳴りの原因解明は難しいものです。
中耳や内耳、蝸牛などの異常によるもので、聴覚神経の疲労ととらえる考え方もあります。
私は漢方的に末梢血流やリンパ液の巡りが悪く、働きが落ちて、ギィギィとサビついた状態だと考えています。


耳鳴りのアオキ薬局流治療法は


一般的な耳鳴りで、疲労や加齢によって始まり、消えなくなった耳鳴りについて述べます。
又、アオキ薬局の経験と症例、漢方の考え方で述べます。
長年にわたり極端な寝不足を続けた、肉体的に酷使し続けてきたなどで始まった耳鳴りがあります。
これは体を休める養生と蓄積された疲労を取る漢方を使います。
男女問わず「血虚(けっきょ・流れる血液が薄い)」体質のため起こった耳鳴りは血液を濃くする栄養剤だけで治る方もいます。
もっとも多い加齢によって始まってくる耳鳴りは、短いほど改善も早いものです。
初期である上に、まだ音が固定せず、鳴る日と鳴らない日があったり、大きかったり小さかったりするような方は、漢方薬が早く効きます。
一番早かった症例では飲んで5分で変化が表われました。(後程、症例にアップします)

耳鳴りは木立ちがざわめくようなものです。
風が強い時、音は大きく、ゆったりした風ならば、音は小さいのです。
自然界と同じように体の中にも「陽気」という風が吹いているのです。
この陽気という風の流れを調節し落ち着かせる事で、静かになる方もいます。
このような漢方独特の考え方に基づいて皆さんお世話させて頂いています。


治療実績


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