心を整えるー漢方分類ー・№6     2018年 6月 9日



漢方には「柴胡剤(さいこざい)」というのがあります。
「柴胡(さいこ)」は、春の陽気を持ち、全身に巡らす力のある生薬です。
肝経に働くとされ、肝の陽気を動かしていきます。
どこかで気がつまり、動きが悪くなった気を動かし巡らのです。

肝の陽気のつまりには「柴胡(さいこ)」、肝の陰気のつまりには「川レン子(せんてんし)」と分かれます。

胸、脇の下、横腹にかけて重苦しい症状が取れない、急な汗かき、口渇があり、熱が出ると「ふるへ」あり。

これを金匱要略では、「瘧病(ぎゃくびょう)」とされ、気の動きによって出てくる症状が書かれています。
これに使われる処方は「柴胡(さいこ)」を主薬とした「柴胡去半夏加括ろ湯(さいこきょはんげかかろとう)」が出てきます。
これは体の中の気が水の動きに影響し現れた症状を治していきます。

同時に気が熱化して上昇し、出てくる症状には、驚きやすい、のぼせる、便秘気味、ジッとしていられない、高血圧(一時的)などがあり、これらの症状には「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」があります。
どちらも「柴胡(さいこ)」という生薬を使い、気の動きを整えていく事をメインとしています。






汗かき            40代 女性

6月
急に暑くなって、汗かきがひどいと相談あり。
特に、顔と後ろ頭の髪の中にいっぱいかく。
ひどい時は流れ落ちる。
外回りの仕事のため、汗が出だしたら止まらなくなる事があり。
落ちつくまでお客さんに会えない位ひどい時があると本人曰く。
体質をみると、他の汗かきの方と同じように胃熱の暴発あり。
まずはここの熱を解毒中和し、上へあがる熱を抑えるよう考えた。


6月
「顔と頭の汗は減りました…まだ出ますけど」と報告あり。
より効かし、解毒を早めるために4処方へ。


7月・8月
続けて服用


9月
ずっと汗はひいて、ふつうになって調子が良いが、しばらく飲まないと汗が気になる。


次の年の4月
冬の間はほとんどなんともなく、暖房のよく効いた部屋に入っても大丈夫だった。
春になり暖かく(暑く)なってきて、また汗が気になりだしたので、昨年と同じ4処方へ。

6月
今年は漢方の効きが良くて、汗はほとんど気にならない。


この方は、汗が気になりだしたら漢方を求めに来店されるが、以前のようなひどい汗かきは、ほぼ無くなった。
更年期が過ぎるまでは、また熱のたまりしだいで汗かきが出てくると考えられる。





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