「不安、鬱、不眠」心の漢方・№7   2018年11月10日



心の病は漢方では、「心」と「胆」を中心に考えると述べました。
より臨床的に多いパターンと具体的処方を示していきます。

№6の続きです。


腎水(じんすい)が減ってくると「心火(しんか)」が上昇してくる。
そして火の症状が出る。

落ち着かせ治していくには、火を抑え込むだけではバランスが取れません。
それどころか火を抑え込み続けてると始めはいいのですが、すぐに反動が出てくるようになります。
そのため始め効いたけど、後からひどくなったというリバウンドのような事もあります。
そうならないために最初は軽く火を抑えながら同時に腎水を増やしていくようにします。

「火と水」のバランスがとれれば、一服のんで10分後には体は良い変化をします。

あとは今以上に腎水を傷めないように生活、食べ物に気を付け養生し、漢方で増やしてバランスをとっていくと身体も心も脱皮するように変化していきます。

治し方としては「滋陰清火、養心安神」となります。

良く使われる処方としては、六味丸、酸棗仁湯、黄連解毒湯、天王補心丸などです。

体に合わせてうまく使えば、一服で良い変化を実感できます。
男性に多いのも特徴です。





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