「不安、鬱、不眠」心の漢方・№8   2018年11月11日



心の病は漢方では、「心」と「胆」を中心に考えると述べました。
より臨床的に多いパターンと具体的処方を示していきます。


②心血不足

心の血は心包と言われる流れる血が不足すると、不安、動悸さらに「怔忡(せいちゅう)=恐れる、悩む=」が起きやすくなるとされています。

さらに心の中の陰血が減ったり、流れにくくなると、心が養われず、「神(かみ)を蔵することができない」とされ、不安がって落ち着かず、題名のような症状が慢性化しやすくなります。

さらに長引き、身体も弱くなり、月経などで失血が多いと、さらに長患いとなります。
めまい、不安、動悸、疲れやすい、顔色が悪いなどの症状が表れやすくなります。
「舌は心の苗」と言われ、舌診した時、舌色が白っぽくなり、張りも弱くなります。

代表処方は「帰脾湯(きひとう)」「加味帰脾湯(かみきひとう)」「天王補心丸(てんのうほしんがん)」など。





お問い合わせはメールでもお電話でもお気軽にどうぞ。
TEL(086)466-0395
アオキ薬局は、全力で元気を取り戻すお手伝いをします