「不安、鬱、不眠」心の漢方・№6   2018年11月 9日



心の病は漢方では、「心」と「胆」を中心に考えると述べました。
№6からは。より臨床的に多いパターンと具体的処方を示してみたいと思います。


①陰虚火旺(いんきょかおう)

Hのしすぎ、寝不足、過労(オーバーワーク)などで腎陰(じんいん)を損傷します。
冷たいものの摂り過ぎもこたえます。
腎陰というのは腎水とも言い、腎の水は心の火を冷まし、一定の体内温度を保っています。

腎水が減ると相対的に心の火は大きい状態となり(火>水)、火の症状である「のぼせ、ほてり、暑がる、汗かき、ボーっとする、すぐ眠くなる、手足がほてる、口渇、乾燥、肌のかゆみ…」と色々出てきます。

腎の水が不足することによるのを「腎陰虚(じんいんきょ)」、そのため心火が強くなるのを「火旺(かおう)…火が旺(さかん)となる」と言います。
これを繋げて陰虚火旺(いんきょかおう)」と言っているのです。

年齢的に若い方に多く、火旺が強いとこの火は心や脳をかき乱し、イライラはもちろん、めまい、耳鳴り、腰痛も出てきます。





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