春の養生と、肝・胆の働き・№2


●春を過ごしやすくするには

春先は気が昇りやすい分、大地は暖まりにくいです。

暖かい風が吹いていても、地面は冷えているので足元が冷えやすく、気がより一層上に向かいやすくなり、症状が強く出やすくなります。


お風呂で体験したことがあると思いますが、お風呂につかったままお湯を沸かすと、温められたお湯は上に上がって、下のぬるま湯となかなか混ざらないですよね。

私たちの体もこれと同じ原理で、下半身が冷えていると、上半身に気が上がったままになり、そのまま上半身の不調につながってしまいます。

春を元気に過ごしやすくするポイントとして、下半身を冷やさないこと!

春先になるとつい軽装になりやすくなりますが、春の大地は冷えたままです。

だから、上半身は薄着でも良いですが、下半身はしっかり足首まで隠れる装いを心がけてください。

また体調に合わせて、どんどん外出して、体を動かしましょう。


冬の間、止まっていた気は、春になって動きだそうとしますが、じっとしているばかりでは、うまく動くことができません。

冬の間に停滞していた気をすみずみまで巡らせるために、春は体を動かすことが重要です。

とくに4月は、身の回りの環境変化が大きく、もっともストレスを強く感じる時期です。

実はストレスと気は直結していて、強いストレスは、気の巡りを低下させてしまいます。

春の気の流れとストレス解消に有効なのは、「心地よいと感じる程度」の運動です。

気合いを入れ過ぎると、かえって疲れてしまうので、軽く汗をかく程度に運動してくださいね。

№3では、春におすすめの食べ物をご紹介します。




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