春の養生と、肝・胆の働き・№3


●春におすすめの食べ物

春は「肝」の働きが活発化する季節です。

漢方でいう「肝」とは、肝臓という意味合いだけでなく、「ストレス」「怒り(イライラ)」「緊張感」「感情」「自律神経」をコントロールする場でもあります。

この肝の働きを助けるのが、春の旬の食材である「山菜」「新芽の野菜」、そして「酸味」です。



酸味は肝に作用する味です。

酸味には理気=気を巡らせて、イライラやウツを解消する働きがあります。

酸味といえば、ミカンなどの柑橘類がすぐに思いつきますが、品種改良により、酸味の柔らかいものが多いので、ストレスが多い現代では、しっかりとした酸味、酸っぱい梅干し酢の物などがオススメです。

また新芽の野菜や山菜は、芽吹きのエネルギーを持っている食材なので、気の巡りを助けて、春の不調を整えてくれます。

中でもタケノコやふきのとうなどの山菜の独特のえぐみは、冬に溜まったものを外に排出する働きがあります。


この冬に溜まったものの排出が上手くいかない人は、ニキビなどの吹き出物が多くなったり、蕁麻疹などがでやすくなることがありますので、春の食材の働きを借りて、気の巡りと排出(解毒)をよくしていきましょう。



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