65才以上の暴力事件急増・№4    2018年12月28日


●65才以上の暴力事件急増ー漢方での対応ー・№4

イライラ、怒りの原因には「思考・判断の衰え、物忘れの増加」もあります。

9月にNHKで「東洋医学ホントのチカラ」という番組がありました。
その中で漢方が「長寿遺伝子を活性化する」と紹介されました。

処方では「六君子湯(りっくんしとう)」や「人参養栄湯(にんじんようえいとう)」が紹介され、また以前にも「抑肝散(よくかんさん)」が紹介され一時ブームになったこともあります。

ちなみに六君子湯と人参養栄湯は食欲を回復させ、抑肝散は認知症の対応薬として話題になりました。

テレビを見られた患者さんや予防したい方から求められ、病院でも抑肝散(よくかんさん)が多量に処方されましたが、残念ながらほとんど目に見える結果といかなかったようです。
本来、抑肝散は、釣藤蒿(ちょうとうこう)という生薬を主薬に、気を補う白朮(びゃくじゅつ)、茯苓(ぶくりょう)、甘草(かんぞう)と活血の当帰(とうき)、芍薬(しゃくやく)を組み合わせた処方で、気と血が弱ってふらつきが出る方を目標に使う漢方です。

そういう体質であることをみて処方されていないので、合わなかったという事です。

さらに言えば抑肝散を使うような方には、必ず根本に肝腎陰虚(かんじんいんきょ)があります。


№5では続きをお話していきます。




風邪が抜けない    80代 男性

12月
抜けきらない風邪で相談あり。
12月初め頃、風邪をひいて病院で薬を処方され続けているが、ちょっと良くなったり、また出てきたりの繰り返し。
今の症状を聞くと、体が重だるく熱がある時のようなだるさがある。
測っても熱はなく、食事も食べている。
何回か診てもらったが風邪でしょう、との事で抜けきらない感じ。
また、体や足は冷えやすい。
漢方で根本から追い出してみる事に。

お店で1包服用し10分待ってもらったところ、手足のだるさが楽になった。



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