以前どこかの小学校で、図工の時間に魚の絵を描かせたところ、1人の生徒が“切り身”の魚の絵を描いたという話がありました。
その子供は、魚というのは切り身の形で海中を泳いでいると思っていたらしいのです。
まったく冗談みたいな話ですが、笑い飛ばすには空恐ろしいエピソードですね。
私たちの日常生活から、魚がどれほど離れた存在になってしまったかがわかります。
肉食中心になっている現在の食生活を考えれば、近い将来には、切り身の魚さえ知らぬ子供が出現するかもしれません。
四方を海に囲まれ、海の恵みをうけて数千年生まれてきた我々日本人ですが、ここ2・30年で食生活はすっかり様変わりしてしまいました。
レストランの人気メニューは、ハンバーグにフライドチキン、ステーキ、ピザ、グラタン、スパゲッティ…などなど。
家畜肉を使った高カロリー食品ばかりです。
ところが、1971年、魚を忘れた日本人のもとに、デンマークのダイエルバーグ博士の研究報告が伝えられました。
「魚食中心のエスキモーには、血栓症が少ない」
血栓症といえば、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす恐ろしい病気だ。
その発症数が、魚をたくさん食べているエスキモーには少ないというのです。
たしかに、魚食が中心だった戦前の日本人も、血栓症にかかるケースはごく少数でした。
しかし現在、血栓症で死亡する人口は、欧米人に勝るとも劣らない勢いで急上昇しています。
さらにダイエルバーグ博士は、「魚食が血栓症に効果的なのは、魚に含まれている“EPA”という成分が、血栓症の改善に有効に作用しているためだ」と発表しました。
以後、世界各国でEPAについての研究が行なわれるようになり、その素晴らしい効能が次々と明らかにされていきました。
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