「腎虚(じんきょ)」を補う漢方薬の続きです。
5、知柏地黄丸(ちばくじおうがん)
(滋補肝腎、清熱瀉火)
陰虚火旺(いんきょかおう)に対して用い、清熱力のある処方。
陰虚火旺(いんきょかおう)とは、体の中の潤いである陰分が不足し相対的に陽分(陽気・火)が勝ったもの。
ほてり、のぼせ、口渇、寝汗、性欲過亢進など火旺症状を目標に使います。
六味地黄丸に清熱の生薬の知母(ちも)・黄柏(おうばく)を加えた処方。
6、八味地黄丸(はちみじおうがん)
(温補腎陽)
腎陽虚に用いる処方。
腎陽虚とは、腎陰>腎陽のバランスで腎の陽気ダウンしたもの。
一般的に女性や高齢者に多い。
腎陽虚とは、下半身の冷え、おしっこが近い、ひざや腰がだるい、動作が緩慢、耳が遠い、寒がりなどの症状のこと。
夜間頻尿の治療によく用いられます。
六味地黄丸に陽気を補い回す、桂皮(けいひ)と附子(ぶし)を加えたもの。
どちらも大熱生薬なので、熱化症の方には不向きです。
お問い合わせはメールでもお電話でもお気軽にどうぞ。
TEL(086)466-0395
アオキ薬局は、全力で元気を取り戻すお手伝いをします