お腹や腹膜間、みぞおちなどに溜った「痰湿(たんしつ)」が原因で、鼻炎や咳、関節痛、などが起こりやすくなる秋がいよいよやってきました。
猛暑日の続いた今年の夏は、たっぷりと冷たい飲み物を飲まれたと思います。
それが発汗、散尿で十分捌き切れなかった時、以下のような症状として出てきます。
1、鼻炎、くしゃみ、咳にー小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
…心下(みぞおち)辺りに水気有り
2、筋肉痛、重だるさにー麻黄加朮湯(まおうかじゅつとう)
…筋肉中に水気有り
3、ひざなど関節痛にー麻杏よく甘湯(まおうよくかんとう)
…へそ回り辺りに水気有り
4、手足の続くだるさにー
真武湯(しんぶとう)、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
古典では、金匱要略の「痙湿暍病(けいしつえつびょう)」篇に夏の湿気や摂り過ぎた水分の捌き方が書かれています。
その他、痰湿に関するこの時期良く使う漢方に、
五苓散(ごれいさん)、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)、六君子湯(りっくんしとう)、分消湯(ぶんしょうとう)、補気建中湯(ほっきけんちゅうとう)、桂枝附子湯(けいしぶしとう)などがあります。
だるさ吐き気では、茯苓沢シャ湯(ぶくりょうたくしゃとう)もあります。
にきびと顔の赤み 30代 女性
10月
顔の赤みとにきびで相談あり。
赤みは額・ほほ・あごと顔全体。
にきびは、あごから首・背中にかけて赤く腫れたのが出ている。
もともとにきびは、20才位より長引くようになった。
その後、顔の赤みも混ざり20代はもっとひどかった。
妊娠中一時的に落ち着いたが、産後再び出だして、今は固定化している。
生理前に、にきびが出やすく口回りやあごに出る。
他にもいろいろ不調が多く、頭痛・疲れやすい・冷え症・肩こり・目のしょぼつき・花粉症などあり。
にきびの処方、顔の赤みの処方は別々の処方になり、それぞれ治していくか、一緒にまとめて治していく方法を案内。
本人希望で一緒に治していく事に。
10月
1週間飲んでTELあり。
赤みがすごく減って、顔がさっぱりしたと連絡あり。
すごく喜んで頂いた。
お問い合わせはメールでもお電話でもお気軽にどうぞ。
TEL(086)466-0395
アオキ薬局は、全力で元気を取り戻すお手伝いをします