夏は呼吸が荒い・№1         2018年 7月17日



●ー夏バテー

今年の梅雨は思いの外短く、関東地方は6月ですでに梅雨明けという記録的な短さでした。

普段梅雨のない北海道に雨が続いたり、竜巻、、、大雨、、、と異常な気象になっています。

そんな中、中国地方も梅雨明けし、日中は温度計では40℃近くまで気温が上がっています。



漢方の古典「黄帝内経素問」に「暑は湿を挟む」とあり、「暑ければ湿度もある」と言っています。

暑いとどうしても冷たい飲み物、食べ物を摂ってしまいます。
熱中症も恐いですし、冷たい物の摂り過ぎは体に悪いと分かっていても摂らざるを得ません。


また、暑いと汗をかいて体温調節するため、体の中の陽気は肌へ向かい、汗を出す力となって使われます。

この陽気はもともと胃にあり、「胃気(いき)」と言われる気のひとつです。
汗をいっぱいかく時はこの胃気が胃腸に留まらず、汗をかくための肌に行っています。

そのため胃腸のパワーが弱り、消化吸収がダウンし、食欲も減り気味になります。
そこへ冬と同じように食べると食べ過ぎになって、より負担がかかるようになります。
つまり、食べ過ぎて疲れるのです。




耳鳴り          59才 男性


11月
ホームページを見て耳鳴りの相談あり。
約4年一日中、頭や耳の中でキーンと鳴りっぱなしと本人曰く。
左右どちらも鳴っているが、左の方が音が大きい。
舌の写真をメールしてもらうと、痰湿が多く、また舌下は瘀血点&血虚も見てとれる。
典型的な50代後半より始まる耳鳴りのパターン。

肝や腎の陰虚が進んでいると、痰湿(たんしつ)というゴミが増えてくる。
そして、血分に影響し、末梢での流れが悪くなってくる。
それが耳で起こると耳鳴りとして発症する。
そこでゴミ取りと陰を潤す漢方の併用を考えた。


12月
「飲んでいると小さくなってた」と報告あり。


現在もちょこちょこ飲み続けていらっしゃいます。



お問い合わせはメールでもお電話でもお気軽にどうぞ。
TEL(086)466-0395
アオキ薬局は、全力で元気を取り戻すお手伝いをします