すぐにイライラしてしまう体質のひとつに「瘀血(おけつ)」が原因のことがあります。
典型的なのは、考えるより先に口走ってしまって、後から「失敗したぁー」と反省するタイプ。
のぼせ症の方に多いようです。
同時に物忘れも多くうっかりミスもしやすくなります。
イライラと書きましたが、見るからにイライラしているタイプもあれば、心忙しく(せわしく)、キチンとしているタイプの方もいます。
酷くなると怒りっぽくなったり、悲しみやすくなります。
しかし胃腸病ではないので食欲はあります。
これが「瘀血(おけつ)」体質より出てきている時は、判別できる瘀血の表症があります。
古典の金匱要略(きんきようりゃく)の条文には「胸満、唇痿、舌青、口燥」とあり、これらの表症があればどこかに滞って古くなった血があり、悪さをしている事があります。
さらに「熱状、煩満、口渇」が出ていれば、この「瘀血(おけつ)」は陰分という深い所に隠れているので下して除くように書かれています。
代表処方は「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」や「桃核承気湯(とうかくじょうきおつ)」、低当湯(ていとうとう)」があります。
アトピー(ひび、あかぎれ、汁が出る、かゆみ、赤み) 30代 男性
1月
全身のアトピーで相談あり。
もともと小児より、ひじ内側など少々出ていたが、ひどくなる事はなかった。
仕事上の消毒剤のためか、3年位前より、手や腕にかぶれ様の湿疹が炎症を起こし、これが治り切らず、顔、胸、背中、太ももと全身へ広がり、現在も続いている。
かゆみが強く、掻くと汁が出る。
本人としては、赤みより、いきなり襲ってくるかゆみでどうしても掻き壊してしまい、また治るのに時間がかかり、それを何とかしたいと希望。
舌診すると、痰瘀毒(たんおどく)が多く見られる。
特に営分中の熱のこもりが強く、大きくふくらんでいる火山タイプがいくつもある。
2月
続けて服用
3月
手の指以外はほぼ落ち着いた。
手先の荒れは仕事上の消毒剤のため、難しい感じ。
現在服用中。
現在服用中。
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