初回来店
約20年続く顔の赤みで相談あり。
特に冬は暖房の効いた室内では真っ赤になる。
額と両ほほに固定し、たまに耳やあごも赤くなる時がある。
ほてりは感じるがかゆみはない。
遺伝的なものはなく、親兄弟・姉妹の中で自分一人赤いと本人曰く。
血圧は上がり少し高めだが、薬は服用していない。
この皮膚病が始まった頃、仕事で忙しいのが続いていた上に家庭内ストレスもあった。
舌診すると血虚血熱に痰湿、隔膜の硬化、気滞瘀血…と、いくつもの体質的アンバランスが矛盾として表れている。
そこで、深い長い瘀血(おけつ)に対しては「べっ甲と牡丹皮」表症には「風湿熱の処方」、膈上熱化に対しては「山梔子(さんしし)を中心の処方」などで処方組みした。
2回目来店
「少しずつ落ち着いてきてます」と報告あり。
5回目来店
コロナが心配とのことで、免疫強化ドリンクも1日1本一緒に飲むことに。
7回目来店
今年の夏は暑くても赤みがほとんどないと曰く。
現在、良くなられたので漢方は中止されています。