漢方では、又は東洋医学では体の中を気血水(きけつすい)という3つのものが流れているとしています。
血は血液、水はリンパ液、そして気は陽気の事です。
その中で一番量的に多いのが「水」です。
水というのは陰性で冷えてつめたいものです。
よって冷え性の原因の一番は水による「湿邪(しつじゃ)」とされています。
体の中に「水湿」という邪が溜まっているのです。
特に日本は周りが海で、湿気の多い国です。
大きな砂漠のある大陸(中国など)と違ってすごく湿度が高いのです。そこへ冷たいものを摂りすぎたり、美味しいものを食べ過ぎると体のなかに「内湿」が生まれます。
内湿は湿邪となり、水が下へ向かうように足へ向かい冷え性になっていきます。
漢方の教典の「金匱要略(きんきようりゃく)」に「水気病」があり「上焦の水は汗に、下焦の水は尿へさばけ」と記してあります。
よって湿邪による足の冷え性はおしっこに出して治すのです。
生薬では茯苓(ぶくりょう)、沢シャ(たくしゃ)、白求(びゃくじゅつ)、猪苓(ちょれい)などを使います。
湿を動かすのに必要な陽気を補うため鹿茸(ろくじょう)、海馬(かいま)、附子(ぶし)なども使います。
処方でファーストチョイスは
「半夏白求天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)」です。
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