爪もまた肝の経絡とされ、肝血・肝陰で潤ってこそ、ツヤ、伸び、色などが良くなります。
誰でも年齢とともに、少しずつ血虚が進んできて、爪も若い時の様なツヤツヤしたキレイな丸味を帯びた爪、とはいかなくなります。
漢方の見診でも爪の状態を見て肝の状態を予測するというのがあります。
まず血虚が進んでくると、もろくなる、ツヤがなくなる、縦筋が入る、でこぼこしてくる、爪の中に黒筋が出る、などの症状が表れます。
さらに進むと、爪の浮きが出てきます。
当然浮くと引っ掛けやすくなりますので、年配の方は皆さん深爪気味に切られるようです。
かなりまじめに毎週毎週お手入れをしてやらないと、爪は見た目が齢を取りやすい場所なのです。
同時に、手足が冷えやすくもなります。
冷えるという事は、血液の流れが悪く、先まで十分に血液が行かないので、爪の栄養も不足気味になってきます。
爪に上のような症状が出てきた方は、「肝血虚(かんけっきょ)」が始まったんだなと思って下さい。
また同時に冷えるようになって来れば、肝血を増やして流すような漢方が合うようになります。
生薬では、当帰(とうき)、阿膠(あきょう)、この2つが同時に摂れるようなものが(処方や製品)、爪も含めて体を若々しく保つ漢方になります。
№4では続きをご案内していきます。
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