春になってー春眠暁を覚えずー・№7  2018年 4月23日



●不眠症、昼寝のすすめ

本当の不眠というのは「寝付きが悪い」のです。
それと、浅くて、ずーっとうつらうつらで全然寝た感じがなく、疲れも抜けないのを言います。
これはちょっとキツイと思います。


そこで、漢方的に分けてお話したいと思います。

●心の問題で眠れないのは2つのみ

1、興奮して眠れない
2、不安で眠れない

●体の問題で眠れないのはいくつかあります

3、冷えすぎて眠れない(夜、トイレに何回も起きる人も)
4、暑すぎて眠れない(夏冬関係なく)
5、寝付けるけど、浅い
6、寝付けるけど、早く目が覚める
7、まったく寝付けない(さらに昼寝もしないので、いつも疲れている)

これらがいくつか重なっている人もいます。


相談を受けた時、どれにあたるのかを問診して、また舌の状態から体質を診て、併せて、改善法を考えていきます。
病院で出される睡眠導入剤でいまひとつの方、もっとしっかりぐっすり眠りたい方、ぜひご相談下さい。
アオキ薬局で一番売れている「眠りを根本から改善する漢方サプリメント」をご案内します。


まずは皆さんこれを試しています。
その上で、もうひとつという方にはより詳しく体質を診て改善法をご提案しております。


ひざ、肩、首の痛み      87才 女性

9月
約2ヵ月間、痛みが取れないと相談あり。
両肩、首、両ひざの痛みが続いている。
ひざは、特に正座の姿勢から立ち上がる時に痛む。
又、少し長めに歩くと、ひざから太ももにかけて張る感じがして痛む。
最初、整形外科へ。
その後、針と整体へも通ったが痛みは続いている。
舌診と年齢でまず、骨の弱り、関節の潤いを考えたが、片ひざならその可能性もあるだろうが、一度に両ひざ、さらに肩や首も同時に始まった事から夏に風熱に侵されたのではと考えた。
夏の暑さを含め、色々な原因で体表を守る衛気と言われるバリアが弱ると、外気の邪を受ける。
衛気がしっかりしていると、体表で戦って追い出せる。
しかし、肌や筋と言われる裏へ入ってくると、追い出すのに時間がかかり、衛気の弱い人は追い出せなくなって慢性化してしまう。
この方には、衛気を強化して風熱の邪を追い出す風邪の漢方薬を中心に組んだ。


9月
すごく良くなったとお礼の電話あり。

10月
前と比べるとすごく良いけど、まだちょっと残ってる・・・立ち上がる時、痛みが出る事がある。
外部によって筋が傷ついて治りきっていないと考え、筋の動きを戻す高濃度コラーゲンと漢方を組み合わせた。

後は痛みが出なくなるまで続ければ、漢方を止めても大丈夫と伝えた。

現在、継続中。



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