五臓六腑のお話『肝』・№3



③解毒機能

有害物質を水に溶けやすい形に変え、尿や胆汁の中に排泄する働き

解毒作用で代表的なのが、アンモニアの代謝です。
腸管内の細菌によって、食べ物に含まれるたんぱく質が分解され、アンモニアなどの有害物質が絶えず発生しています。
それらの有害物質を肝臓は、たんぱく質代謝機能によって尿素に変え、尿中に排泄させます。
また、肝臓には特殊な細胞「クッパ―細胞」が存在し、肝細胞と同様に血液中に流れてくる「ウイルス」「毒素」「色素」「腫瘍細胞」「壊れた赤血球」などを細胞内に取り込み、解毒します。



④胆汁の産生

脂肪を消化するために必要な酵素

胆汁は、古くなり(脾臓で)破壊された赤血球を材料として、肝臓で作られます。
肝臓で作られた胆汁は胆のうに濃縮貯蔵され、必要に応じて分泌されています。
胆汁は、脂肪の消化促進だけでなく、脂溶性ビタミン(A・D・E・K)やカルシウムの吸収を促進します。
また胆汁の強アルカリ作用により、細菌やウイルスを殺菌する働きがあります。


このように肝臓は、各血管系から入ってくる酸素や栄養素を使って、
「代謝」「解毒」「排泄」などの活発な働きを休むことなく行っているのです。

肝臓って本当に働き者ですね!
だからこそ、日頃からがんばっている肝臓に力(パワー)を補うこと、
健康のためにも始めてみませんか?



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