●日本の伝統文化とともに豆類を食べる習慣を大切に
日本は世界に冠たる長寿国。
そして日本人の健康を支える大きな力となっているのが食生活です。
和食の素晴らしさは世界文化遺産に選ばれるほど広く認知されていますが、中でも特筆すべき点の1つがバランスの良さであり、そのバランスの鍵を握っているのが豆類です。
豆腐、油揚げ、味噌、醤油、納豆はすべて大豆の加工品であり、あずきについても冒頭に記したとおり、お赤飯や和菓子などを通じて古くから日本人に親しまれてきました。
主食のご飯と一緒に豆類を食べると、必須アミノ酸のバランスが改善される上に、炭水化物を蓄積せず、燃焼してエネルギーとして放出する効果があるなど、豆類は和食の健康効果を一層引き立てる重要な役割を担っているのです。
にもかかわらず、日本人の豆類の摂取量は減り続けています。
かつては豆を供えて月を愛でる豆名月など、豆は日本文化に深く浸透していました。
小豆の健康効果とともに、日本の食文化、伝統文化の素晴らしさが改めて認識され、一人でも多くの方にあずきを通じて健康な生活を送っていただくことを心から願っています。
(農学博士 加藤淳先生 「あずきはこんなに体にいい」より抜粋)
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