●手先・足先が冷える方・№4
より詳しく漢方的に体質弁証での使い分けを記していきます。
1、2は№3でご紹介しています。
3、気血両虚(きけつりょうきょ)
疲れやすい、手・足の冷え、食が細い、立ちくらみ、だるい、ふらつき、気力が続かない。
このタイプは腰痛や足のしびれが伴うことが多く、慢性化しやすい。
処方は気と血を補う「十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)」・「婦人宝(ふじんほう)」など。
4、心陽虚(しんようきょ)
寒がり(年中)、手・足の冷え、(冷えると痛む方も多い)、疲れやすい、動悸、汗かき、息切れ。
このタイプは不眠症の方に多い。
処方は「帰脾湯(きひとう)」・「桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)」など。
5、脾陽虚(ひようきょ)又は脾虚(ひきょ)
腹部の冷え、つまり、手・足の冷え、軟便、温かいものを好む、声が弱々しい、風邪を引きやすい。
処方は「人参湯(にんじんとう)」・「真武湯(しんぶとう)」「四君子湯(しくんしとう)」など。
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