脊柱管狭窄症


脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)


脊柱管の狭窄、背骨や腰骨による脊柱管の狭窄、脊椎管(せきついかん)の狭窄による神経症、神経痛、脊髄管狭窄症など坐骨神経からの痛み、シビレ、だるさは、その痛みを経験した人でないと分からない、とてもイヤな腹の立つような痛みです。




●脊柱管狭窄症のシビレを伴うイヤな痛みは、その痛みを経験した人でないと分からないものです。

●ひどくなると足のしシビレ、痛みだけでなく、腰痛や腰に走る痛みが出ます。

●わずか5cmの段差も腰に響くようになり、そのわずかな衝撃や響きがピキッと腰に痛みを起こし、瞬時に動けなくなります。

まるでギックリ腰を起こしたかのような痛みが腰部に走ります。



まずは病院で検査を


1、そうなってしまった時、まずは病院で診察を受けましょう。
そして、レントゲン、MRIで骨や軟骨、椎間板、神経の状態を診てもらい治療を受けましょう。

2、続いている痛み、シビレを我慢して動かし続けるのは一番悪いことです。
例えば手首の捻挫でも、痛いのを我慢して保護もせず、使い続けるとどうなるでしょうか?たぶん悪化してしまいますよね。

3、病院の治療で改善できる所まで改善していきましょう。

病院の治療法は…


・内服薬(消炎鎮痛剤)
・神経ブロック注射
・坐薬
・外用剤(湿布薬・貼り薬・塗り薬)
・コルセット
・牽引療法
・温感療法
・運動療法。


4、病院でこれらの治療、又は手術をしても、軽い痛み、しびれが取れ切れない事は多くあります。


5、そこからの回復に漢方は最適です。

・同時に根本から治すことができます。
・同時に再発を防ぐ方法もあります。


6、病院の「対症療法」とは症状を緩和する目的ですが、漢方は根本からの治療、残った症状を消す治療、再発を防ぐ治療(予防法)に適しています。


7、現代医学は、身体を組織や臓器の「集まり」ととらえ、それぞれをバラバラに診ます。
つまり、1つ1つの「部品」を詳しく診て、そこに異常があればそれを治すという考え方です(血圧が高ければ降圧剤、頭痛がすれば鎮痛剤、熱が出れば解熱剤、咳が出れば咳止め薬=鎮咳薬、というように)。

しかし、人間の身体は機械のように無機的な部品の集合体ではありません。
1つ1つの組織や臓器は、個別に存在しているのではなく、互いに連携し合って助けあったり、互いに影響を及ぼしあうという有機的な繋がりを持って、存在しているのです。

ですから、いくら詳しく1つ1つの「部品」を検査して、その症状を突き止めても、そこから生まれてくる治療法は、対症療法の域を出ることはありません。
このような発想法をとっている現代医学の治療法では、病気を根本から治すという発想が置き去りにされている、と言っても過言ではないのではないでしょうか。
その結果、外科的治療や細菌感染という分野は非常に得意とするけれども、原因が複合的な疾患(生活習慣病・アレルギー性疾患・リウマチ・神経痛など)に対しては、その原因から治療する治療法が確立されていないというのが現状です。


8、よく、脊柱管狭窄症の原因は、加齢的な変化(老化現象)や軽微な機械的刺激(繰り返しの作業など)、スポーツ障害などが原因で、腰椎の椎弓が分解してしまったことだと言われます。

しかし、椎弓に分離があっても、脊柱管狭窄症の症状が出ない方もいらっしゃいます。
つまり、それは根本的な原因を究明することによる、根本的な原因とは言えないのです。


9、脊柱管狭窄症の、もっと根本的な原因は何なのでしょうか?
上でも述べましたように、西洋医学では、脊柱管狭窄症の根本的な原因を究明することによる、根本治療は行なわれていないと言えます。


10、それに対して、東洋医学では脊柱管狭窄症の根本的な原因は、体の中の自己修復力が効いていない、又は、邪魔したりつまったりしていて、修復し切れないと考えています。
そこで漢方の考え方・診立て・治療法に従って、体質・症状に合わせて処方を組みます。


11、漢方は遅いというイメージ、又はゆっくり効くというイメージを持っている方も多いと思います。
もちろんそういう使い方をする場合もあります。


しかし、当店には、腰痛や、坐骨神経痛、ひざの痛み、腰や足のこわばり、脊柱管狭窄症には1回飲まれて10分~15分で効果が表れる漢方があります。

動きが軽くなったり、痛みやしびれで減ってきたり、曲げ伸ばしが楽になったりと、ほとんど皆さん1服で変化します。

病院の痛み止め鎮痛剤、消炎剤を飲まれた時とはまったく違う変化をします。




漢方治療の方法と流れ



1)なぜ漢方薬が痛みとシビレ重だるさを根本から治せるのか?

脊柱管狭窄症の原因は、腰椎の変形や腰軟骨の変形が原因であると言われています。
変形があるから必ず症状が出る訳ではありません。
神経を圧迫しているため症状が出てくるのです。
病院からの鎮痛剤(リリカ、ロキソニン、セレコックスなど)は、痛みを抑えますから飲まれた時、楽にはなります。

ですが、時間が過ぎれば再びひどく痛むようになります。



2)漢方薬も飲まれればすぐに痛みは楽に

では、病院の鎮痛剤、消炎剤とどこが違うのか?
漢方薬は飲まれた時、痛みが楽になるだけではなく、腰そのものの柔らかさを取り戻します。
そこで、足腰の動き自体も良くなり、足も軽くなり、腰にグッと力が入るようになります。
痛みで抜けるような、ギックリ腰を起こしそうな状態から、腰そのものにふんばりが入るようになります。
これは1回飲まれただけでも感じて頂けるはずです。



3)脊柱管狭窄症の原因「瘀血(おけつ)と陰虚(いんきょ)」の体質

漢方では脊柱管狭窄症の原因を「瘀血(おけつ)と陰虚(いんきょ)」の体質と考えています。

「瘀血(おけつ)」とは、末梢血流が悪い状態。
部分での血行障害とも言えます。

「陰虚(いんきょ)」とは、特に腰は腎の経絡であり、骨もまた腎虚、腎精によって養われていますので、ここでは「腎陰虚(じんいんきょ)」と言えます。
腎陰虚だと手先足先が若い時に比べて冷えるようになったり、のぼせやすくなったりします。
小便も勢いよく出にくくなります(チョロチョロが多い)し、近くなったりします。
同時に骨の位置も若い時のように同じ場所に留めおく力が落ちてきます。

これらの体質が急に進んだ時、脊柱管狭窄症を引き起こすのです。



4)「瘀血(おけつ)」について

「瘀血(おけつ)」についてもう少し詳しく説明します。


①冷え・湿気などが身体に悪影響を与える。
 ↓
②その影響が、腰の辺りに及ぶと、腰で局部的な炎症が発生する。
 ↓
③炎症が発生した結果、血流が悪くなってしまう。
 ↓
④血流の悪化は、血流を「川の流れ」に例えれば、その流れに「澱み(よどみ)」を発生させる。


この「血液の流れの澱み」を漢方薬では「瘀血(おけつ)」と呼んでいます。


そのため、漢方治療では体の中から温めて血流を良くして、同時に炎症を除くことを考えます。



5)血流不足による酸素や栄養の不足

「瘀血(おけつ)」が発生して、血流不良が起きれば、新鮮な酸素や栄養が不足してしまいます。
酸素と栄養の不足は、神経とその周囲の組織に対して、「このままでは細胞が死んでしまう」という状況を引き起こします。

そのため、神経及びその周囲の組織は、痛みとシビレという「緊急警報」とでも言うサインを出すのです。



6)血流を回復させる時、流れる量も同時に増やす

その血流を回復させる時、流れを良くするだけではなく、流れる量そのものを増やしていくことも同時にしなければいけません。
骨や骨髄という体の中で一番深いとされる所へ入り、潤し、流れるものを増やす生薬の使い方が個々の体質によってみな変わってくるのです。



7)「瘀血(おけつ)」と「脊柱管狭窄症」のまとめ

冷え・湿気などが身体に悪影響を与え、その結果、「瘀血(おけつ)」が発生します。
「瘀血(おけつ)」は、血行不良を引き起こし、酸素や栄養の供給不足を引き起こします。
そのため、神経及びその周囲の組織は、シビレと痛みという「緊急警報」とでも言うサインを出します。

あなたの「身体の内側」で以上のことが起きているため、脊柱管狭窄症の根本的な原因であると、漢方では考えています。

さらに、脊柱管狭窄症が長引いている(半年以上)の方の場合は、「血流の流れに澱み(よどみ)」が発生した結果、その「澱んでいる血液」は、本来の血液としての働きが出来なくなってしまいます(例えて言えば「澱んでいる血液」は「腐ってしまう」)。

その結果、新鮮な血液の不足を引き起こしてしまいます(漢方では、この状態を「気血不足(きけつふそく)」の状態と呼んでいます)。

さらにここに「腎陰虚(じんいんきょ)」が係わってきます。



8)漢方での脊柱管狭窄症の根本治療法

したがって漢方での脊柱管狭窄症の根本治療法は、


・腰部の末梢血流を回復させる
・冷え、湿(しつ)、炎症を取り除く
・腎陰虚(人によっては腎精不足)を補う
・自己修復力を上げる(漢方では陽気を補う)
・流れる血量を増やす
・痛んだ神経系の修復(漢方では滋陰潜陽)
・炎症の根本である骨や軟骨にたまった熱を除く


これらを一度に、また、一人一人に合わせて調合していきます。

その結果、一服飲まれて10分~15分で良い変化をするようになります。




9)カウンセリングをご希望のお客様へ

最初は皆様にカウンセリングのご予約をお願いしております。
問診、舌診などカウンセリングに約30分、そして一人一人に合わせて調合し、飲んで10分~15分お店でお待ち頂きます。
ほとんどの方がそれで十分楽になります。

・腰に深く力が入るようになる
・痛みが和らぐ
・シビレが減る
・重だるさが消える

漢方は一服目から体の修復にかかるのです。
そして脊柱管狭窄症を根本的な原因から治し、腰痛、足の痛みから離脱して下さい。



治療実績


実績はこちらをクリック


漢方の値段