男は秋に弱る・№15         2018年10月23日


「腎虚(じんきょ)」を補う漢方薬の続きです。


7、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
(温補腎陽、利水)

腎陽虚に用い、かつ水腫症、下半身のむくみやおしっこが少ない、冷えやすいを基本に使います。
冷えると腰痛やひざの痛みが出やすい方にも。

六味地黄丸に桂皮、附子、牛膝(ごしつ)、車前子(しゃぜんし)を加えた処方。
疲れるとむくみが出る人にも使います。




8、滋陰降火湯(じいんこうかとう)
(滋補肺腎、清熱降下)

腎と肺の両陰虚に用います。
声がれ、乾燥した咳、呼吸が苦しい、のぼせ、ほてり、ひざ・腰の力が弱い、寝汗など熱状症が出ている陰虚火旺(いんきょかおう)を基本に用います。

肺・腎を潤す津液(しんえき)が減り、熱の症状が出ている方へ。
根本には胃熱亢進の事が多く、秋によく用いられる処方です。







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