耳鳴り(蝉の音)・66才 男性



初回来店

10年近く続く耳鳴りで相談あり。
左右両耳から音がしているが、右より左の方が高い。
蝉の音。6年前心筋梗塞。
慢性腰痛(脊柱間分離症)あり。
舌診すると裂紋が舌全体にあり、奥側に黄燥苔少々。
舌下は経脈に瘀が見える。絡脈は流れ自体が弱い。
66才位の耳鳴りは治し方が2通りに分かれる。
50代位までの血液やリンパ液の流れの改善でよくなる方と、70代以降の流れる材料を潤す事でよくなる方がいる。
この方には陰虚瘀血が酷く2段階の方法にて改善治療すると説明。


2回目来店

「1日のうち、嘘みたいに消える時がなんかある・・・」
「何回か・・・」
「1週間位前、耳鳴りが大人しゅーなった日があったなあ」
と本人より報告あり。


3回目来店

「忘れた頃に、何か音が少ないなー」
「という事が何回かあった」と本人曰く。



この方はこの後来店は無い。
増血増陰を3ヵ月続けた事で一時的ではあるが、血液・リンパ液の潤いが増え流れも良くなった為、耳鳴りが落ち着いてきたと考えられる。
このまま漢方薬を足す第2段階へ入れば、さらに良くなると考えられる。
再び陰虚枯渇が進むと耳鳴りはもちろん、心筋症も腰痛も肌の乾燥も目のかすみさえ酷くなる。
少しでも老化が進まないように、又病気は未病のままであるように漢方や栄養剤で養生してほしい。



現在、良くなられたので漢方は中止されています。