慢性湿疹、結節性痒疹・50代後半 女性



初回来店

長く続いている湿疹で相談あり。
もともと20代の頃から湿疹が出やすくアトピー体質とのこと。
ひどくなったのは約10年位前で、全身の湿疹とかゆみの上に背中上部に結節性痒疹が出るようになった。
これは出てくる時、非常に痒くまた長引きかゆみも何度もぶり返し、跡形が黒ずんで残る。
現在、抗アレルギー剤のセチリジンと抗ヒスタミン剤のセレスタミンを服用中。
昼間はそのおかげか、かゆみは強くないが布団に入るとかゆみが強くなる。
背中の結節のかゆみでなかなか寝付けないことも。
仕事は続けていて、出産の時の半年間は求職。
そのせいか体から疲れが抜けることはないと本人曰く。
舌診・問診より漢方的に気虚発熱を起こし、この熱が営分・血分(えいぶん・けつぶん)に入り慢性化したものと考えられる。


2回目来店

「かゆみは1週間前から消えました、ここ数ヶ月2回飲めなくて夜のみ1回飲んでいたら、腕から手にかゆみが出た」と。


3回目来店

「上半身・背中半分くらいは改善した」と本人曰く。
「だいぶ減っています」




営分・血分まで落ち込んだ邪熱をさばききり、衛気(えき)を上げていくと湿熱や結節が治っていくだけでなく、再発もしにくくなる。



現在、良くなられたので漢方薬は中止されています。