腰のだるさ・70代前半 男性



初回来店

1年位前から続く腰のだるさで相談あり。
痛みはないが、腰が抜けたようになって力が入らない。
そのため長く歩き続けられない。
健康のため60代後半から毎日40分歩いているが、今は5分歩くと腰がだるくなり前にかがんでしまう。
そのため、座って休憩し、また歩くの繰り返し。
歩き方を見せてもらうと微妙に左に傾いたように歩く。
座っている状態では腰のだるさを感じない。
望証では見た目はふつうに元気そうだが、しゃべり方に覇気がない。
持病で不整脈と糖尿があり。
目も白内障、緑内障が進み、眼内レンズを入れている。
また便秘症で3日に1回位。
血液検査で、血小板減少症もあり。

舌診、問診、望診合わせて「腎陰虚(じんいんきょ)」がここ1年急速に進み、「腎精不足(じんせいぶそく)」が起こっていると考えられる。
年齢が60代以上になると、一度腎精不足が起こると回復しにくい。
そこで「鹿茸(ろくじょう)」や「亀板(きばん)」を使った漢方の栄養剤で腎精を補い、背中の腎臓から下半身への流れを良くして足腰に力が戻るよう処方した。

※腎は骨を養い、骨髄の活性が落ちると血小板も減る


3回目来店

血小板の数値が上がったと報告あり。


5ヵ月後

白内障の手術で入院。
退院して帰ってきたら血小板値が下がってしまった。



現在、漢方薬は中止されています。