コレステロールの摂り過ぎは悪い!?・№3


●「コレステロールの摂り過ぎは悪い」はウソ?

典型例として挙げるのが、水泳の北島康介選手のライバルだった、ノルウェーのアレクサンドル・ダーレ・オーエン選手。

ダーレ・オーエン選手は26才で動脈硬化による心筋梗塞で急死したが、家族性高コレステロール血症で、遺伝的に血中LDLコレステロール値が非常に高かった。


もう1つは、家族性高コレステロール血症以外の脂質異常疾患者による滞在需要だ。

関氏は「欧米人に比べて肥満の程度が低い日本人患者において、心臓血管死を長期にわたって減少させる効果が臨床試験で示されるかは、結果をみてみないとわからない」と、特に日本人のニーズを慎重視する。

加えて、長期投与により未知の副作用が明らかになる可能性も否定できない。

LDLコレステロールを下げすぎること自体にも、疑問を呈する声がある。

富山大学名誉教授の浜崎智仁氏はいくつかの疫学調査から、

「コレステロールが少ないほうが死亡率が高い」

という、医療現場で現在使われている指針とは正反対の主張を続けている。



浜崎氏は

「LDLコレステロールは肺炎などの感染症も防ぐ。スタチン投与によって脳のコレステロールが減少すると、中枢神経障害などの副作用が見られることもあり、コレステロールを下げる薬は不要だ」と話す。

食事からの摂取基準の撤廃、大型製品の特許切れなど、コレステロールに対する見方やコレステロールビズネスを取り巻く状況は大きく変わっている。

製薬業界が市場拡大の期待できるガンやアルツハイマー型認知症領域の新薬開発に軸足を移す中、既存薬による治療満足度がかなり高いコレステロール市場が再び大きくなるのが注目される。




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