季節、感情も「五臓六腑」とつながっている


お酒を飲んだときなど、「五臓六腑にしみわたる」という言葉を聞いた事があると思います。

この言葉は、もともと漢方から生まれたもので、五臓六腑は体を作る大切な要素です。

五臓六腑=内臓と誤解されがちですが、五臓六腑は、西洋医学でいう内臓よりも広い概念で、単なる臓器だけでなく、それぞれの役割や働きも含む言葉です。

この五臓六腑は、とても複雑な働きをしていて、季節、感情や食べ物とも密接な関係を持っています。



●春は肝・胆の働きが活発化し、疲れやすい時季

肝は「怒」「精神安定」の蔵
肝は、血を蓄えて配布する(=蔵血機能)ところであり、全身の気を巡らせるところです。
そして、精神的な安定を保つ(=自律神経のバランス)ところでもあります。
ストレスがかかると、この気を巡らせる作用に影響が出やすくなり、そのためにイライラしたり、怒りっぽくなったり、憂鬱になったりします。

また肝の蔵血機能(血を蓄え配布する)が損なわれると、血液の流れが滞るので「張った感じ」が出てきます。
横腹が張ったり、食後にお腹が張ったり、また生理の時に下腹や胸が張ったりする感じや、肩や首の凝りも「肝の弱り」ととらえます。
春先はとくに「張った感じ」が増える時期でもあります。
その張る(=血流の滞り)の反対の「出血症状」にあたる、鼻血や痔、生理トラブル、あざが出来やすいなども「肝の弱り」となります。


●胆は「決断・勇気」の腑

胆は『胆力』という言葉にも象徴されるように、決断力や勇気を担当しています。
胆は、肝と協力することによって、判断し、決断することができるようになります。
胆の働きが強い人は「大胆」というように決断力がありますが、胆の弱い人は、優柔不断の傾向になりやすいです。
「落胆」すると、そのショックが脳下垂体に至り、ホルモンバランスが乱れます。
「小胆」な人は落ち着きがなく、すぐに癇癪が起こしやすいと考えられます。



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