血液検査の「フェリチン」で分かる病態とは?・№2



●検査の目的

①鉄欠乏性貧血を疑う場合や、その治療効果の判定や経過観察として
②腫瘍のスクリーニング検査として

参考基準値(単位:ng/ml)
男性:20~280
女性:5~157
※基準値は施設ごとで異なる場合があります。


●フェリチンが異常値を示す病態

<高値>
・ヘモクロマトーシス
・再生不良性貧血
・肝炎、白血病
・悪性リンパ腫
・多発性骨髄腫
・悪性腫瘍
・心筋梗塞 など

<低値>
・鉄欠乏性貧血
・潜在性鉄欠乏症
・ハンチントン病 など


●鉄分豊富な食材

牛・豚・まぐろなどの赤身肉やレバーに含まれる動物由来「ヘム鉄」
小松菜、海苔、パセリといった植物系食材に含まれる「非ヘム鉄」

吸収がよいのは前者ですが、両方一緒に摂るのが効果的です。
病院からは鉄剤の飲み薬が処方されますが、むかつきや便秘といった副作用で苦手な方もいます。
そういう場合は上記の食材に加えて「ヘム鉄」サプリメントの服用も有効です。

鉄が充足されれば吸収しなくなるだけですので鉄過剰に陥ることはありません。
出来れば血液検査でフェリチン値(貯蔵鉄)が60~100ng/ml以上になるまで補充したいところです。




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