結節性痒疹&尋常性乾癬・50代 男性



初回相談

約6年前から続く、体全体の痒みで相談あり。
病院からは「結節性痒疹(けっせつせいようしん)」と診断され、塗り薬、飲み薬など多数処方されている。
診せてもらうと、頭から足先まで全身に苔癬(たいせん)化した紅斑(こうはん)が赤々黒く発症。
特に手の甲、ひざ頭には乾癬とハッキリ分かる症状が見られる。
またお腹、腰、おしりのウエスト回りには大きい大きい結節性痒疹が真っ赤に膨らんでいる。
本人はこれが一番痒いと曰く。

病院からは免疫抑制剤のネオーラル、抗ヒスタミン剤のオロパタジンの飲み薬に、アンテベート、デルモベート、リンデロン、ヒルドイドソフトなど塗り薬も多数処方されて使っている。
結節ではないが、全身に滴状乾癬(てきじょうかんせん)と見られる赤い点が多数。
シクロスポリン系のネオーラルを服用していた時、少しだけ引いた気がしたが、血液検査で一時中断すると再び直ぐに同じ状態へ。
本人も「いつまで経っても何をやっても治りきらない」とも。

乾癬は自己免疫の暴発とゆがみ、結節性痒疹は血分の熱による火山の噴火と説明。
これらに対応する漢方を調合した。


2回目来店

まだ変化が弱い。
かゆみは全体的に引いてきている。


3回目来店

「かゆみはだいぶ引いてきています…汗をかいてもしみることが無くなった」と本人曰く。


7回目来店

あのすごく膨らんでいた結節性痒疹が消えてあとかたのみになってきた。



現在、漢方薬は中止されています。