結節性痒疹・60代 男性



初回相談

50代後半より続く湿疹で相談あり。
今全身に出ている痒疹で、始まりは足から。
出始めた頃、年齢のせいか体が重く疲れやすかった。
足にポツポツとかゆい湿疹が出て、ひとつひとつが長く、かゆみが強いので病院で診てもらうと、痒疹だろうと。
初め、塗り薬のみ。
出るのが多い時と少ない時を繰り返しながら、ずっと続いている。
現在は腕と足全体にくぼむ火傷のような跡形が残る痒疹が出続けている。
皮膚科からはエバステ、フロモックス、ポララミン、アレグラなど、トプシム、尿素、ワセリン、レスタミンなど塗り薬も。
ドクターからは体質なので長くかかるだろうと説明。
現在かゆみは昼間もあるが、夕方から夜にかけてひどいと本人曰く。
見せてもらうと、結節性痒疹のあとかたが他の方と違い赤黒い。
普通あとかたはくすんだ黒いシミのようになって残るが、この方は赤黒い。
そのためいつまでも同じ場所でかゆみがぶり返す。
体質的に陰虚熱が強いため、その体の中の虚熱(きょねつ)が血分に入り、血分熱が高いため、このようなあとかたになると考えられる。


2回目来店

「かゆみは取れてきました…まだあるけど…大きいのが小さくなってきて、赤いのが薄くなってきて…」と改善している報告あり。


3回目来店

今回は本人が思うほど変化は無かった様子。
60代になると、皮膚の代謝スピードは1サイクル120日ぐらいとなるため、もうしばらくかかって消えていくことを説明。


6回目来店

まだ小さいのが足にポツポツあるが、目立たなくなったのと、かゆみが減ったので、病院の塗り薬のみで様子をみることに。



現在、漢方薬は中止されています。