結節性痒疹・10代 男子



初回相談

小学6年生男の子の湿疹で相談あり。
小学4年生よりサッカーチームに入り、ほぼ毎日練習や試合をしている。
サッカーを始めて、アトピー様の赤みのある湿疹が夏場に出だした。
両腕・両足の後ろ側に出て、赤くなりよく掻いていた。
それが今年になって両腕の外側・太もも前側・すねに大きくふくらむ結節性の湿疹が出だした。
皮膚科でも結節性痒疹と診断され、ヒルドイドソフト・ロコイド・リンデロン・ワセリン・プロトピックが処方されている。
3月に入り、かゆみが強くなってきて相談に来店。
サッカーをして汗をかくので冷飲が多い。
もともとアトピーぎみのアレルギー体質があったことが重なって発症したと考えられる。
また成長期なので腎・膀胱経が活性化していて腎陰虚に傾き陰虚熱(いんきょねつ)があることも原因のひとつとみた。


2回目来店

漢方を飲みだして、初めのうちは苦くて全部飲めなかった。
1回分を半分にして朝・夕で飲んでいた。
10日くらいで夜中に掻くことがなくなってきて、最近は結節の膨らみも小さくなってきた。
新しいのも出なくなった。
ただ漢方にせいか、おならがよく出る。
小学生なので、ゆっくり飲める量でやっていくことに。


4回目来店

暑くなって冷飲が増えた。
新しい湿疹は出ていないし、結節も消えてきているが夏場も冷たいものを摂り過ぎると悪化すると考えられるので、予防に「焼きしょうが」を案内した。



現在、良くなられたので漢方は中止されました。