漢方薬と大人のにきび・№1



思春期に皮脂の分泌が活発になってできる普通のニキビはあるていど仕方ないとしても、大人になってからニキビに悩まされているという方が実は多いのです。

当店でも50代の女性をお世話したことがあります。

これは、漢方的には体内に余分な「熱」が発生しているか、五臓六腑の中の皮膚と関連の深い「肺」やストレスの影響を受けやすい「肝」、「脾胃(胃腸)」の不調が関わっていると考えています。

またニキビの発生には生活スタイルが影響することが多くあり、具体的には次に挙げる要因が関係しています。



●ストレス

女性の方は、排卵後から生理までの期間は黄体ホルモンの分泌が活発になり、皮脂の分泌を増加させます。
ストレスの影響で、生理前に胸や脇が張ったり、体内に余分な熱も発生しやすくなり、余計にニキビが発生しやすくなります。

●便秘

漢方薬の理論では「大腸」と「肺」が裏表の関係にあることから、便秘は「皮毛をつかさどる」といわれる「肺」に「熱」が伝わり、肌荒れやニキビの悪化要因になります。

●飲食

辛いものや、脂っこいもの、お酒などの過度の摂取は体内に余分な熱を生じさせるばかりか、「肌肉をつかさどる」といわれる「脾(胃腸)」の機能に悪影響を与えます。

●睡眠不足

お肌の潤いは、夜間に作られます。
夜更かしや、睡眠不足は乾燥肌の原因になるばかりか、昼間余計にイライラしやすくなって、お肌のコンディションに悪影響を与えます。

●その他

紫外線やエアコンによる乾燥なども肌荒れ(ニキビ)の原因となります。



№2では、にきびが出来やすいタイプについてご説明します。




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