肝の経絡・№4 -爪、目-     2018年12月10日


手先、足指など隅々から、首や腰の筋(すじ)という筋は肝経(かんけい)になります。

肺からは体の中をさらさらとそよ風が吹いています。
これを「肝風(かんぷう)」といいます。

この肝風が色々な理由で強く吹くと、筋は痙攣したり、引き攣ったり、強張ったりするのです。

そのため、痛んだり、慢性化して荒れたり変形を起こしたりしてしまいます。

例えば、バネ指
指の筋が炎症と強張りを起こし曲げ伸ばしがスムーズにいかなくなります。
体の中でこれを起こしているのが、「肝風(かんぷう)」なのです。


現代医学では、手の平の筋にメスを入れて、強張りを除きますが、必ずどこかまた他の指に出てきます。

なぜなら元々の原因である「肝風」が強風のままで、そよ風に戻っていないからです。

治し、再発しないようにするには、そよ風に戻すための体質改善が必要になります。

漢方では「熄風(そくふう)薬」と「滋陰(じいん)薬」を併せ、表のたちまちの痛みを除く「祛風(きよふう)薬」を使います。

そうすることで、たちまちの痛みはもちろん、根本の体質もどんどん良くなり、後々残らないようになるのです。


№5では続きをご案内していきます。




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