婦人病ー漢方分類ー・№2       2018年 6月25日



妊娠から出産に至るまでに母体は沢山血を失います。
そのため、産後に体調を崩し、出産前の良い状態になかなか戻らない方も沢山おられます。

妊婦の時、血液は胎児を養う為に共有し、更に出産の時には出血するため、血が減り「血虚(けっきょ)」状態が続くようになります。

また、出産のときの痛みですが、長ければ長い程、大きければ大きい程、体力・気力を奪われ、「気虚(ききょ)」状態となります。

もともと持っている気の力の強い方は回復も早く、元の元気な体を取り戻します。
しかし、もともと持っている気の力が弱い方、少ない方は、産後に体質が大きく変わってしまい「血虚(けっきょ)」「陽虚(ようきょ)「気虚(ききょ)」「津液不足(しんえきぶそく)」「痙病(けいびょう)」「鬱冒(うつぼう)」「便秘」などの体質や症状が続くようになります。


古典の金匱要略(きんきようりゃく)の中の婦人産後病編にはこれらの事が具体的に書かれてあり、産後から続く血の道症の治し方も詳しく述べています。




白斑          50代 女性

3月
数年前にお世話させて頂いた方より再相談あり。
以前も額や口回りに出ていた。
今回の白斑もほぼ同じ場所に出てきて、広がりだしてきた。
以前も漢方で治ったので今回も同じものでいいかなと本人曰く。
体質を診せてもらうと、陰虚が少々進んだ感じもするが、根本体質は変わらないようなので、前回と同じもので様子を見ることに。


4月
続けて服用


5月
今回、以前より変化が弱いようなので、陰分を増やす力を上げる必要があると感じた。そこで栄養剤の1回量を増やすよう伝えた。


6月
肌に少しずつ色が付いてきた。
漢方も1日1回しか飲まれていない様子なので、早く終わらせるために、きちっと2回飲むよう伝えた。


7月
続けて服用


9月
「もうほとんど…薄くなったのでもう少しかな」と本人曰く。


10月
ほとんど分からない位になったので今回で休薬へ。




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