冬の肌悩んでいませんか?・№2



②体の中で乾燥しやすい部位は?

「皮脂腺のない手のひらなどです。」
皮脂を分泌する皮脂腺の多くは毛穴の中にあるため、毛穴のない手のひらや足の裏は乾燥しやすい部位と言えます。
特に手のひらは家事などで頻繁に水や物に触れる機会が多く、奪われる皮脂の量も多くなります。
よく使用する部位なので、一度荒れる刺激を受けやすくなり、どんどん悪化してしまうという悪循環に陥るケースも見られます。
また、目の周りや口の周り、頬なども常に外気にさらされ、皮脂の分泌量が少ないことから、乾燥しやすい部位と言えます。
意外なところでは、女性の下腹部と男性のすねも乾燥しやすい部位です。
これらの部位は、入浴時に必要以上に洗ってしまう傾向があり、皮脂を過剰に奪ってしまうためです。


③自宅でできるセルフケアってあるの?

「皮脂を摂り過ぎず、保湿をしましょう。」
手荒れ・肌荒れ対策の基本は保湿です。
まずは、保湿剤を塗るタイミングを覚えておきましょう。
入浴や洗顔直後の肌は潤っていますが、保湿せずにいると、肌の水分量は急速に低下するため、すぐに保湿することが大切です。
また、保湿剤には水分を補うもの、油分を補うものなどがあるため、使い方をよく確認し、目的に応じて使い分けましょう。



●外的なケア
・保湿剤の高い肌着を着用
体を温め、血行を促進することで皮脂の分泌の減少を防ぐ。
・加湿器を使用
部屋の湿度は40%以上に保ち、肌の乾燥を防ぐ。

●入浴時のケア
・体をゴシゴシ洗いすぎない
皮脂の取りすぎを防ぐ。

・爪を立てずに優しく洗髪
強い刺激は頭皮にダメージを与える。

・入浴後、タオルで優しく押さえるようにして水分をふき取る
水分の蒸発とともに皮脂が失われるのを防ぐ。

・すぐに保湿剤を塗る。

●手のケア
・綿の手袋を着用
物に触れただけでも手の皮脂は奪われるため、普段から保護しておく。

・ラテックスを含まない手袋を着用
ゴム手袋に含まれるラテックスという成分にアレルギー反応を起こす人も少なくない。
水仕事の際はラテックスが含まれない手袋の着用がおすすめ。

・こまめにハンドクリームを塗る。

●顔のケア
・メークをよく落とす
クレンジング剤を使って落とす。
皮脂の汚れをしっかり落としてから保湿剤を塗る。

・ぬるま湯で洗顔する
汚れが落ちやすく、皮脂を取りすぎない。

・保湿剤を使う。


※ワンポイントアドバイス
肌荒れを起こす原因の一つに、紫外線も関係しています。
紫外線も浴び続けると肌は老化し、保湿機能も低下します。
紫外線は1年中降り注いでいるもの。
地表に届く紫外線の90%以上を占め、シミやシワの原因となるUV-Aに至っては冬でも夏の約半分の線量が降り注いでいます。
冬でも紫外線対策をしっかり行いましょう。




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