春は陽気が外へ向かう       2018年 3月31日



3月も後半になって、ずいぶんと暖かくなってきました。
昔から三寒四温と言って、3日肌寒い日が続けば4日ポカポカの日が続き、しだいに季節の変化が進んで行くようなイメージがありましたが、ここ何年かに1回は春を飛び越えて、冬から急激に夏になってしまう年もあるようで、春が短いのはとってもとっても残念な事です。
でも昨年は逆に、春が長く3月、4月、5月とずっと春だった記憶があります。
その年その年によって季節の移り変わりがずいぶんと違い、どうも今年は夏が長いようです。…冬が長かったせい?



春になると、体の中の陽気が外へ向かい始めます。
2~3回前のブログにも詳しく書かせて頂きましたが、それが今年は早く強いようです。
なぜなら、急ににきびの相談が増えたからです。
もともとにきびが出ている方は、春になると陽気が上がり(昇り)その時、油の汚れも一緒に持って昇るので、にきびが増えるのです。
ひどい人はにきびだけではなく、赤ら顔で困るようになります。
これも陽気という熱が顔へ昇り、そこに停滞して貯まって赤くなっているのです。
でも普通の方なら一時的で、すぐ発散したり、降りたりするので、顔の赤みで困って相談という事になりません。
要は、一番のポイントは、顔に昇った陽気という熱が降りない事が問題なのです。
降りれば赤みは消えます。
ちょうどたくさんの人前に出て、あがってしまい顔が赤くなると同じです。
でも5分もすれば慣れてきて、赤みも自然ととれていくものです。
ところがいつまでもとれないと顔の赤みだけではなく、ひどいと、手足がふるえたり、冷たくなったりします。



漢方で顔の赤みをお世話する時も、こういう流れを考え、処方を組むようになります。
その代表が、下半身を中心に温め、かつ昇った熱を降ろす「呉茱萸(ごしゅゆ)」という生薬です。
下半身を温め、熱を下へ降ろす働きをします。
葉天士の神農本草解説には「温中下気(おんちゅうげき)」とあり、文字通り、下半身を温め、上の陽気を下へ持っていきます。
同時に「前胡(ぜんこ)」という生薬を併せると、陽気の動きを良くして降りやすくします。
前胡の解説には「去痰下気(きょたんげき)」とあり、ベタベタした油系水分の濁を去り、昇った陽気を降ろします。


ちなみに、「呉茱萸(ごしゅゆ)」は温性、「前胡(ぜんこ)」は寒性の生薬です。
一方で温め、一方で冷まして、陽気という熱を動かし、冷ましていく訳です。
食事に例えると、カッカッと温めるカレーを冷ますサラダを一緒に食べるようなものでしょうか。
漢方はこのように温めるもの、冷ますものをバランスよく使って(偏らないようにして)副作用が出ないように、考えて処方を組んでいきます。



腰痛    49才 男性

腰痛で相談あり。
長く座っていると腰がすごく痛くなる。
「動いている方が楽」と本人曰く。
病院ではすべり症と診断。
ブロック注射、リハビリ、針と一通りいろいろやってきたが、ちょっと良かったり、また悪くなったり、の繰り返し。
この冬、寒くて悪化した様子。
電車に乗り、30分も座っていると痛みが出て、立つ時すぐに伸びず、やっとの思いで伸ばして歩き出す。
ずっと腰にはベルトを着用しているが、良かったのは始めだけ。
最近特にひどいと本人曰く。
腰の漢方のチラシをみて来店。


まず腰の漢方サプリメントを1回分のんで15分待って頂いた。
その後、店内を歩いてもらうと「伸ばすのがだいぶ楽」と本人曰く。
この漢方は硬くなった腰の筋肉を柔かい曲げ伸ばししやすい状態へ戻し、かつ続ける事で腰痛も消えてしまう事を説明。
けっこうひどい状態なので、初めの3日だけ、1日2回のんで、その後は1日1回服用するよう指導。
とりあえず1ヵ月分持って行かれた。


アオキ薬局には腰の筋が硬くなったのを柔かくする漢方があります。
ぜひ、お困りの方はお役立てください。



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アオキ薬局は、全力で元気を取り戻すお手伝いをします