剥脱性口唇炎とは?
剥脱性口唇炎(はくだつせいこうしんえん) とは、ボロボロと皮がむけるくちびるの症状。同時に痔のある人が多い。
病院の治療ではなかなか効果が出ない事もあるようで、慢性になるとかなりつらいものです。
漢方的には、
これは「中焦」と言われる、腎経・脾経の熱が、上は唇へ、下はおしりへ回り、
1、 上では唇で剥脱性口唇炎
2、 下では肛門で痔、後ろでは腰痛・腰が硬い
に、それぞれ症状として出ている。
当然、原因の根本は「中焦」の熱(炎症)なので、これをさばいていく必要がある。
時期的には食欲の上がる秋が多い。
が、「中焦」に熱を慢性的に持つ体質が出来上がってしまうと「1年中」という事になる。
この熱は「食が濃い」「添加物」「防腐剤」などにより生まれると考えられる。
剥脱性口唇炎(はくだつせいこうしんえん)症例
最近の症例をご紹介します。剥脱性口唇炎 50代・女性
8月15日
5月から唇の調子が悪く、赤みと皮むけ、腫れがある。
当然、唇や口回りはヒリヒリする。
「焼肉を食べたら悪化する」と本人曰く。
(漢方 調合 3処方 各14日分)お求め頂いた。
8月18日
TELあり。
飲んで3日だが「だいぶ赤みもとれた」と本人曰く。
8月28日
来店。
「口回りはほとんどとれた。…何回も皮膚科に行って良くならなかったが、漢方で落ち着いたので本当にありがとうございます。」と、喜ばれた。
(漢方 調合 3処方 各14日分)お求め頂いた。
9月11日
唇はすっかり良くなったので中止し、今回よりよく眠れるように処方変更。