初回来店
遠方より汗かきの相談あり。
聞くと、小児より汗かきだったらしい。
高校生の時ストレスから、２０kg近く太り汗かきがひどくなった。
一番多いのは、頭部・顔・脇下でその次に背中。
冬場、寒い外から暖房の効いた部屋へ入ると、ちょっと動くだけで汗が噴き出す。
また、食事中でも汗が出る事が多い。
皮膚科にもかかり、いろいろやってみたが、今ひとつ効果が感じられなかった。
汗かきの原因は気虚（ききょ）湿滞（しつたい）虚熱（きょねつ）といろいろあるが、汗かきだからと冷飲の摂り過ぎや、寝不足が慢性化してると漢方で落ち着かせても再発してしまう。
そこで、ご自身でできる養生法より説明。
また、体の中の陽気（熱）が上部にたまりやすく、下半身への巡りが悪くなっている事も大きな要因。
上中下の陽気の繋がりを良くする事も考えた。
２回目来店
一時的に治まったようになったが、春になって暖かくなり、また汗が出るようになった。
再問診して再考察してみると、よく食べている。
それも比較的遅めの夕食のためか、お腹が空くのであろう。
食べる量（カロリー）が多い。
以前テレビでフードファイトというのがあったが、食べ過ぎて死亡事故があった。
食べ過ぎは腎（じん）を傷め腎虚（じんきょ）体質を作り、ここからの虚熱（きょねつ）の上昇が慢性化してしまう。
そこで、食事を早い時間に睡眠につく４時間以上前、１回量を減らして漢方を続けてみることに。
３回目来店
なかなか難しかったが、早めの時間に夕食を摂るようにし、その後は水分のみでがんばったところ、また漢方が効いてきたのか、汗かきは随分と楽になった。
現在、良くなられたので漢方は中止されています。
